うつ病の種類などを理解しながら治療を受ける

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病気を詳しく知ろう

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知っておきたい鬱のこと

ひとくちに風邪といっても症状や処方される薬が異なるように、うつ病にもいくつかの種類があります。細かく分類すればかなりの数があるといわれるうつですが、大きく分類するならうつは2種類あるといえるでしょう。まずひとつは「大うつ病性障害」です、最も一般的なうつで、たいていの場合はこれに分類されます。気分が落ち込んだり、ふさぎ込んで外出できなくなったりしてしまう、あるいは食事や睡眠障害などを引き起こすなどの症状が有名です。これと対をなすのが「双極性うつ」で、躁と鬱状態を交互に繰り返すのが特徴のため、ややうつのイメージをいだきにくい傾向にあるともいえます。気分の盛り上がり・落ち込みが極端に現れますが“そういう性格だから”と自分でも第三者にすらも気付かれないことがあり、治療に長く時間がかかることもあるでしょう。さらに細かく分類すればうつ病にも色々な種類があります。たとえば、他にもマタニティーブルーと混同されがちな産後うつは産後間もない母親がかかりやすいと言われているのです。ワンオペ育児という単語が流行しましたが、一人で育児を進める母親は責任や多忙さからストレスが溜まりやすい傾向があるため注意が必要といえるでしょう。他にも、精神状態の落ち込みや変化に気づかず身体的な症状だけが現れる“仮面うつ病”や季節の変わり目や温度変化などによってうつ的な症状が現れる“季節性うつ”などもあります。近年では、趣味や好きなことには活発に挑めるものの仕事に対してのやる気が出ない新型うつなども登場しています。西洋医学の発達により誕生し、病気を効率的に治療する存在として人々の生活に欠かせないものといえば“薬”です。鍼灸やマッサージ、漢方薬など東洋医学をルーツとする治療方法は自然由来の成分や薬を使わない治療法なので、安心感があると感じている人も多くいます。しかし、やはり薬を服用しなければ治らない、あるいは治すのに長期間かかってしまう病気もあり、うつ病も例外ではありません。イライラやストレスを溜め込んで我慢したり、疲労が溜まったりしていると人の心は疲弊してしまいます。体にももちろんSOSサインが現れますが、それを見逃してしまうとうつ病になってしまうことがあり、静かな環境でゆっくりと静養することが必要になるのです。しかし静養だけでなく抗うつ剤を服用して治療に臨むこともまた同じくらい重要なことといえるでしょう。抗うつ剤というのはうつ病治療のために服用するもので、神経機能の働きを活性化させる効力があります。鬱を発症する原因はストレスや疲労ですが、それらによって心身のバランスが崩れてしまい、脳の働きが一部正常でなくなってしまうことが主な原因なのです。つまり、脳の働きをもとに戻すことがうつの治療には欠かせないわけで、そのために抗うつ剤を使用します。抗うつ剤に限らず、うつの治療には複数種類の薬を服用することも珍しくありません。種類や量はうつの程度、またその人の体質やアレルギーなどによっても異なります。定期的に通院し、現在のうつ症状を正しく把握した上で、医師から処方してもらうことが重要なのです。